あるがままに💕

認知症になっても自分らしく生きる」

という講演を聞きに行きました(^-^)

 

自分や親が心配だからではなく、ダンナの仕事関連の催しなので、聞き手が少なかったら講師の方に申し訳ないので、1つでも席を埋めよう、という理由です。

 

 しかし、そんな心配は無用で、認知症に関心がある人が多いのか、ほぼ満席で大成功に終わったようです。

 

私は最後まで聞けなかったのですが(ヨガの予約を入れてたので、そこは優先しました)、もらった小冊子に興味がわきました。

 

出来ていた事が出来なくなる

すぐ忘れる

失敗する

身なりに構わなくなる

その他認知症になると様々な不具合が出てきます。

その事例ごとに、家族の気持ち、認知症の人の気持ちを簡単に書いてありました。

 

家族は

「何でこんなことも出来ないの⁉︎」

「今言ったとこやなのに…もう忘れたの⁈」

「以前はオシャレだったのに」

と歯がゆい思いです。

認知症の人は

「なんで怒ってるんだろう」

「失敗すると怒られるからやめとこう」

と、「怒られる」という事にすごくストレスを感じる、という事が書いてありました。

 

これは、子育てにも、いや全ての人にも通じるな、とハッとさせられました。

 

今小学校で働いているので、私は特に子供に対して、参考になりました。

私は司書なので、教えたり、指導したりはしませんが、学校に身を置いて感じる事は…

 

学校の中で、騒ぐ、授業抜け出す、反抗する子は、えてして勉強の出来ない子です。

わからない→つまらない→集中できない→怒られる

 

間違える→中々理解できない→照れ隠しでふざける→怒られる

 

そして「自分にはできない」「自分はバカだから」

と諦めてしまってる様です。

 

周りの大人達から

出来る様に努力しよう!甘えるな!

根性だ!やる気の問題だ!ふざけるな!

 

そう言われる度に、

努力していない自分

根性のない自分

やる気のない自分

を植え付けられてしまってる事でしょう。

 

言ってる人は標準、平均を基準にしてるからですね。

この言い方の方が失礼かも、ですが

ミスしたり、何回も同じ事聞いたり、できない事が多いのは、認知症と同じとはいいませんが、脳の仕組みが標準より違うかも?

なので、

怒る、と言うより、叱るのは

危ない事くらいで良くて、

出来ないなどは、個性と思って受け入れた方がいいのだな、と思いました。

 

出来ない事を怒っても、総じてよくなることはないなぁ、と思ってきました。

何を隠そう、私も自分の子ども達に、わたしの価値観を押し付け過ぎていたところがあり、ほっといた方がすんなりいく、とわかったからです。

(もちろん、すんなりいくと言うのは、私の思い通りという訳ではありません笑。不毛なやりとりがなくなり、お互い自分に集中できるという事です)

 

あるがままを受け入れる

 

それが全ての人にとって幸せ。 

 

おりしも…

「ギブミーアチャンス 犬と少年の再出発」

というノンフィクションの本を最近読みました。

犯罪を犯してしまった少年の更生に、殺処分される犬を引き取り訓練を行う、という内容です。

犬は、愛情をかけてもらった相手には、無条件で信頼し愛情をしめす。

とありました。

犬にとっては、愛してくれる相手がたとえ犯罪者でも、学歴がなくても、お金がなくても、関係ありません。

犬は愛してくれる相手の魂を愛してるんですね!

あるがままの自分を受け入れてくれる犬に、少年も自己肯定感や自信を持てていき、生きる目標を見つけてゆく、というお話でした。

 

あるがままの自分でいられる幸せ。

 

本当は、自分を愛していたら、他者にどう言われても、何とも思わないのでしょうが…

 

自分を愛する為には、まずは全肯定する。

 

そして歯がゆく思う相手には、出来ない事をやっきになって出来る様にさせるのではなく、出来なくてもOKを出してゆく。

 

自分も他者も全肯定❣️

 

わかってた事ですが、講演と本で、私の中で定着しました☺️